2010年11月2日火曜日

石神井公園商店街の将来ビジョン1 電線地中化


石神井公園商店街(通称パークロード石神井)の将来について商店街まちづくり委員会で検討した結果を2007年にまとめたものを再検証します。
内容が多岐にわたるので数回に分けて掲載します。第1回は電線を地中化した時のイメージです。

電柱電線が消えると、建物と空の境目(スカイライン)がはっきり見えるようになります。
「美しい建築は美しく、そうでない建築はそれなりに」とはっきりわかるようになり
建築、街並みを美しくしたいという意欲をかき立てます。

上段:石神井公園通り商店街の電線をなくしてみました。
下段左:横浜元町クラフトマンシップストリート 下段右:横浜元町商店街



<電線地中化の目的は>
1.安全で快適な歩行空間の確保
電柱や電線類がなくなると、道路の見通しが良くなり、信号機や道路標識が見やすくなるなど、交通の安全性が向上します。また、歩道が広く使えるため、歩行者はもちろんベビーカーや車椅子を利用する人にも安全で利用しやすいユニバーサルデザインの歩行空間が形成されます。

2.都市景観の向上

地上に張りめぐらされた電線類が道路の下等に収められるため、美しい街並みが形成されます。



3.都市災害の防止

台風や地震といった災害時に、電柱が倒れたり、電線類が垂れ下がるといった危険がなくなるとともに、消防活動や救急活動の空間が確保できます。


4.情報通信ネットワークの信頼性の向上
災害時の切断被害を軽減することができ、情報通信ネットワークの信頼性が向上します。